紅茶日記:2021/8/24

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仕事をしながらでもすこしずつ文章を書く習慣をつけたいと思って始めたこの日記も、なんだかんだ6日目だろうか。三日坊主は乗り越えたらしいが、自分自身の飽き性のことはたいそう信頼しているものだから、いつ書かなくなっても仕方がないと思っている。

仕事の方はというと、後任に業務を渡すために色々とやっているけど、自分の業務を混ぜっ返しているだけのような気もする。でもそれは必要な混ぜっ返しで、今までやり方が難しかったところとか、辛いこととか、色々な人と調整して業務フローを変える布石を打っておく。少しでも後任がしんどい目に合わなくなればいいと思う。まぁ、そのまま渡すのが私としては楽なのだが、根がお節介焼きなんだろうな。これも仕方がない。私の性なのかもしれない。 

30手前から、こういう自分のサガだの気質だのに対してある程度諦めがついてきた。もちろんこれ以上ややこしい性格になったり、後輩に無用な心理的負担をかける人間にはなりたくないのだが、ある程度の自分の癖に対してはもう、受け入れてきている。

子供の頃は責任感が強いだの飽きっぽいだのネガティブだのメンタルが弱いだの、人の言葉をいちいち気にしていたが、今はもう、そうですね、という感じだ。ふいに自分の気質が価値観ごと変わるタイミングもあるし、「性格」みたいなものを流動的だと感じた経験もあるから、そんなに焦っていないのだと思う。今の自分を受け入れてくれている人を大切にしたい気持ちが強い。助けてくれる人がいる。なんとか生きていける。

仕事をしていると、疲れるたびにミラーボールを回したくなってくる。先日回して遊んでから禁断症状がすごい。なんであんなに楽しいのか分からない。いい仕事をする度にカラフルなライトで素早く回したらさぞ楽しいだろうな、とか、疲れてきたら白いライトでゆっくり回すと癒やされるだろうな、とか、想像が止まらない。

朝一番にミルクティーを淹れて朝ごはんを食べて、残りのお茶は仕事をしながら飲むことにしているが、ミラーボールを空想しながら仕事にふけっているといつの間にか冷えている。そうして冷えたミルクティーを飲み干すのが好きだ。だからまぁ、つまり、こんな感じで自分を諦めながら暮らす怠惰な日常も、仕事も、まぁまぁ好きなんだろう。

とはいっても刺激は欲しいもので、楽しいことがしたくて、晩ごはんはひとりでたこ焼きパーティーをしてやった。たこ焼きだけでお腹がまるく満たされる。こんなパーティーもまた、好きな生活の一つだったりする。